奥多摩湖から御前山を経て栃寄の里へ

夏の農作業が一段落してようやく人心地ついてきたので、毎週のように山行へ出かけています。
先週の高水三山に続いて、今週も奥多摩へ行ってまいりました。
奥多摩三山に数えられる御前山。奥多摩湖側から大ブナ尾根を通って、サス沢、惣岳山、御前山の山頂を目指します。

早朝5時起きで軽く朝食を済ませ5時54分発の電車に乗ります。横浜線→中央線→青梅線を乗り継ぎ奥多摩駅へ。
奥多摩湖までバスで行こことを考えると、この時間が一番早い行動開始時間でしたね。
早起きは得意なので、もうちょっと早く行きたいけど、交通機関を利用すると限界があります。

奥多摩湖バス停を降りると目の前に小河内ダムがありました。
昔、ロード自転車に乗っていた頃は、毎週のように奥多摩まで走ってきていました。
今は転んで骨折するのが怖いので、自転車はやめてしまったんですが。
簡単なストレッチ体操をしてから出発。

登山口はダムの管理事務所を横目にダムの堰堤を渡っていった対岸にありました。
小上がりに藤棚などが見える公園があって、その奥が登山口です。

登山口を登り始めると、いきなり急登が始まりました。
ストック日本使いしてましたけど、岩や根っこも多く、道が細くて両側に切れおちているところもあるので、両手両足でよじ登るようにして上った方が安全だったような気がしました。

サス沢山に到着。
いきなりハードな登山道だったので汗ぐっしょりです。
もいちょっとゆっくり歩けばよかったと反省しました。けっこう健脚な登山者の方がいたので、気が焦ってしまいました。山を登るには良くない精神状態ですね。
サス沢では、ベンチや見晴らし台が設置されていて、奥多摩湖も一望できます。

サス沢を過ぎると少しゆったりと歩ける道になり、ブナやミズナラ、カエデなど目に青葉な木々が並んでいて、心地よく森歩きが出来ます。

いったん広い尾根に出て、この先に惣岳山へと続く坂道があるのですが、ここからがまた、結構きつい急登が続きます。
岩交じりで道も細く痩せていて、高所恐怖症としては少し冷やっとする場所もありました。

急登を登りきると惣岳山山頂。高水三山にも同じ名前の山がありますが、何か言われに関係があるのでしょうか。ここはあまり展望がありませんが、広い休憩スペースがあるので、軽く休憩してエネルギーを補給です。といっても、ここから御前山まで600mなので、体が冷えないうちに御前山へ向かいます。

総額山から先は木製の階段が続きます。
いつも思うんですけど、山の中にこれだけの設備を作っている人たちってすごいですね。
頭が下がります。

無事に御前山山頂に到着しました☆
カラマツに囲まれて展望がないと、ガイドブックにはありましたが、北側の斜面は木が無くて、雲取山や鷹ノ巣山など綺麗な眺望がみられました。写真は撮り忘れました。
ここで大休憩して昼食を取ります。
予定の時間よりも1時間半ほど早く着いたので、かなり気持ちに余裕が出来ました。

山頂から少し下って湯久保尾根分岐を北側へ行くと御前山避難小屋が見えます。
事前に読んでいた金邦夫さんの「侮るな 東京の山」で、ここに10連泊しようとするおじさんのエピソードが出てくるのですが、ここに10日間泊るって計画、けっこう勇気いるなって思いました。一人でここに10連泊するって言う発想が、なかなか出てこないというか。
自然の中にいるのは良いけど、それなら麓の旅館に泊まって毎日別の山に登った方が楽しいような気もするんですけど。まあ、人それぞれですけどね。
ちなみに10連泊のおじさんは、そのあと行方不明になってしまうんですけど。

避難小屋を通り過ぎて、ひたすらジグザクの道を降りていきます。
奥多摩湖側と違って、栃寄側の登山道は岩がなく、うっそうとした樹林帯が続くます。
岩がないのは膝の負担が少なくていいですね。
とても下りやすい道なので、スイスイ進むことが出来ました。
途中の道標で「体験の森」「湧水の広場」「カラマツの広場」など、いくつもの散策路があるみたいでした。森林体験イベントもやっているみたいなので、ちょっと興味が出てきました。

登山道も終盤です。
林道が登山道と並行するようになり、慣れている人は林道を使ってサクサク降りていました。
山道よりも林道の方が歩きやすいですからね。
山道は木の橋などかかっていて、楽しいです。

山道が途切れて、舗装された道路に出ました。
それから1時間くらい舗装された道路を下っていくことになります。

途中、栃寄の集落へ出ます。
静かな集落で気持ちも落ち着きます。
この施設ではおそばが食べられるみたいです。

ゴールのバス停、境橋へ降りてきました。
ヤマップの想定歩行時間より2時間ほど早く到着。
山の中では速やかに行動しようと心掛けているので、良い時間い下山できたと思います。
予定より早いと、心に余裕ができるものですね。

奥多摩駅前。
わさびが奥多摩の名物ということで、駅前ではわさび食堂というキッチンカーがみられました。
奥多摩駅舎の二階にもおしゃれなカフェが出来ていて、なにか賑わいを感じます。
最後は、奥多摩もえぎの湯につかって帰路につきました。

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