早春、なかなか出ない夏野菜の芽を確実に発芽させる方法
トマト、ナス、ピーマンなどの夏野菜は、関東地方だと五月ころホームセンターなどで苗が出回ります。
これは寒気が退いて、夏野菜の苗を植え付けるのにちょうど良い季節になったと言うことです。
夏野菜は寒さに弱く、特に霜にあたってしまうと、一発で枯れてしまいます。
だから、霜の恐れがなくなってから苗を植える必要があるのです。
ところで、五月に植え付けできる大きさの苗に成長していると言うことは、種をまいたのはだいぶ前ですね。
トマト、なす、ピーマンが植え付けできる大きさの苗になるには2カ月近くかかってしまうので、ちょうど今、3月位に種をまくことになります。
ところが、これらの夏野菜は発芽適温と言うのがあって、気温が25℃~35℃と高くないと芽を出してくれません。
3月に種をまいたのに、4月になっても芽が出てくれないなんてことがあると思います。
苗の専門業者は加温設備などが整っているので、簡単に芽を出すことができますが、家庭菜園ではなかなか難しいですね。
そこで、僕が採用している、誰でも簡単にできて、それでいて野菜がすくすくと健康に育ってくれる方法を紹介したいと思います。
用意していただくのは、キッチンペーパー、上の写真のような小さいくてチャック付きのビニール袋、あと下の写真のようなストラップとクッションの付いた袋、ピンセットです。
それから、育ててみたい夏野菜の種を用意していただいて、キッチンペーパーに包みます。それをぬるま湯に数分浸し、きゅっきゅっとしぼります。ビニール袋に入れたら、何の種かわかるように名前をつけ、クッションつきの袋に入れます。
クッションつきの袋にストラップをつけて首から下げ、お守りのように懐に入れます。
お風呂に入る時以外は、常に懐に入れておきます。鳥が卵を温めるのを想像していただくと、わかりやすいです。
ここで、愛情をたっぷり注いであげましょう。
すると、ナス・ピーマンなら4・5日。トマトなら2・3日で芽が出てきます。
芽出しをはじめて4日目のナスの種です。
綺麗に発芽がそろいました
芽が出た種は、速やかに苗床へ移します。
ピンセットで丁寧に扱いましょう。
種を移した後は、ビニールハウスやビニールキャップなどであたたて、なるべく温度を上げて置きます。
霜が降りるほどの冷たい日には、家に入れるとよいです。
植物もいきものなので、愛情を感じ取るのだと思います。
愛情をかけて育てた野菜は、とても元気に育ち、おいしい実を沢山付けてくれます。
是非お試しください。
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